農業試験100年記念 1993年。

 

明治26年(1893) 日本に

農業試験場 (国立農事試験場)  設置。

祝100年を 記念した

稲の花 が図案の切手。

 

前身である 農事試験場は

西ヶ原(東京) 仙台(宮城) 金沢(石川) 柏原(大阪) 広島 徳島 熊本

に おかれた。

 

お仕事。

❶農作物の新しい品種を作ったり、育てた りする。

❷効率的な生産の技術を開発する。

❸農作物の品質を保持する技術を開発する。

❹害虫を防いだり、病気にならないようにしたりするための技術を開発する。

❺作物のよくできる土作りの技術を開発する。

❻新しく開発した技術を農家に広げる。

 

お米の 品種改良では 1年に一度

種を収穫して 「固定」 という作業に移る。

それには 7〜8回 要するので

7〜8年が 必要になる。

 

「世代促進技術」 によって

温室や 暖かい場所で 1年に2〜3回

種を取ることが できるようになった。

この技術により

品種改良に 必要な時間の 約3年を

短縮することが できた。

 

しかし

新しい優れた稲を 選抜し 固定しても

試験場でしか 育ったことのない稲は

その他の地域や 都道府県に

実際に 栽培してもらい

確かめてもらわなければ ならない。

そうして 初めて

本当に 優れた品種かどうかが わかる。

それには 「固定」から さらに

3年の月日が 必要なのである。

 

だから だから だから。

彼らは 次のようにも 語るのだ。

 

「…ですから、交配を行うとき7~8年後、またはそれ以上先の時代に、どのような品種が必要になるのかを予想して交配をしなければなりません。この予想には、とても気をつかいます。」

 

 

おこめ ひとつぶには 

はちじゅうはちの かみさまが いるの

ひとつぶも のこさないでね

だいじに ありがたく いただきましょう

 

 

むかーし むかし その むかし

母が 話してくれたことを

覚えていて よかったと

しみじみ しみじみ ……