関西国際空港開港記念 1996年。

関西国際空港は 騒音対策のため

沿岸から5キロ離れた 水深の深い海の人工島。

もともと一切陸地等のない海域を 埋め立てて

造成された 完全な人工島である。

「2018年 世界で最も奇妙な空港」

の一つに 選ばれている。

 

 

人工島1期島の

A滑走路は

3500m超級の オープンパラレル並行滑走路。

B滑走路は 全長4000mで

エアバスA380や ボーイング747など超大型機の

安定した離陸滑走を 可能にしている。

 

 

滑走路は ただの長い道路 と思うなかれ。

飛行機が 離着陸するときの

衝撃に耐えられるよう 通常の道路などに比べ

丈夫にできている 特殊な設備なのよん。

時速240〜300km/hに達する

離着陸時の 高速走行においても

機体の揺れが 少なくなるように

滑走路表面の 凸凹は 極めて少ない。

高速道路など

離着陸を想定していない道路に 不時着した場合

乗員は 猛烈な振動に さらされることになる。

 

 
米国土木学会(ASCE)によって
20世紀の 10大プロジェクトを選ぶ
「Monument  of  Millennium」の
「空港の設計 開発」部門に選定され
20世紀最高の
空港プロジェクトと 認められた。
世界で初めての 海上空港
その建設技術だけでなく
環境への配慮や
社会経済への貢献など 総合的に 評価された。
二期工事見学ホールには
学会から 贈られた 受賞記念プラーグが
展示されている。
 
 

A滑走路の中心 空港の標点下には

記念カプセルが 埋められている。

これは 造成工事が終わって

完工式のときに 収めたもので

中には 工事に関わった人の 名簿や

造成の工事記録が 入っている。

 

 

これからも

安全と 信頼と 笑顔を

運び続けて下さいますように。