第9回 熱気球世界選手権記念 1989年。

熱気球世界選手権は

国際航空連盟(FAI)加盟各国の 代表選手による

熱気球競技である。

 

1973年の大会から

ほぼ2年に1度 開催されており

開催地は 国際気球委員会(CIA)定例会議での

投票で 決定される。

 

第9回は 佐賀県で 開催され

28カ国と地域から 101機が 参加した。

大会史上 最多数であった。

 

 

熱気球競技は 飛行を行い

その正確さ 飛行距離 飛行時間などを 争う。

 

熱気球は 上下移動は 任意に 操作できるが

それ以外は 風まかせになる。

競技は 当日の風の状況により 決定される。

一回のフライトで 複数の競技が

実施される場合もある。

 

競技の内容は 20種類ほどあるが

地面にあるターゲットに対し

マーカーと呼ばれる 小さな砂袋に

180センチほどの ナイロン布のついたものを

投下するのが 基本となる。

 

また マーカーの投下方法でも

投げ入れてよい場合と

重力に任せて真下に落下させる

場合に 分けられる。

 

基本的には チーム戦であり

熱気球に乗り込む パイロットと

気球の立ち上げ 回収の補助だけでなく

チェイスカー(追跡車両)で

飛行中の気球を 追いかけながら

無線で 情報提供や

誘導などを行うクルーが チームを組み

競技に挑むことになる。

 

 

さんざん 説明をした 後になるが

熱気球では

競技種目のことを 「タスク」という。

 

 

 

  ときには なぜか 大空を

  旅してみたく なるものさ

  気球にのって どこまでいこう

  風にのって 野原をこえて

  雲をとびこえ どこまでもいこう

  そこに なにかが まっているから